鍾乳洞・・・子供の頃社会科見学か遠足で行ったことがあるかも?
夏だったから中はヒンヤリとしていて、頭上から水がぽたぽた滴る洞窟・・・
いずれにせよ鍾乳洞の記憶はあっても思い入れはそれほど深くない、そんなもん。
今回は1泊2日の高知旅行 in 冬。
グルメを楽しむだけでは物足りなくて、高知市内から足を延ばしたのが日本三大鍾乳洞と評される「龍河洞(りゅうがどう)」。
寒い冬に涼しい鍾乳洞ってどうなんだろう、とテンション低めでいきましたがいい意味で予想を裏切ってくれました。
龍河洞へのアクセス
高知市内からははりやま橋のバス停留所から龍河洞までとさでん交通の路線バスが出ています。
潮見台線という路線で龍河洞は終点。
時刻表が掲載されています。
龍河洞まで行くバスは土日休日で2時間に1本。運賃は片道大人1人900円。(2016.12.26現在)
うまくバスに乗れなかった場合は、JR高知駅からJR土佐山田駅まで電車、そこからタクシーという手もあります。
龍河洞入口
高知市内を抜けて1時間以上、のどかな風景から最後は山道を登ってバスに揺られていきます。
バス停からは食事処や包丁のお土産屋さんの勧誘を潜り抜け、ようやくついたよ龍河洞入口。
洞穴というより得体が知れぬ大きな岩山がそびえたっています。
どのくらい大きいのか、この中に何があるのか全く予備知識なし。
ただ行程は1時間ぐらいだよということだけ聞いて、洞穴の中を進んでいきました。
鍾乳洞の冬は意外と暖かい
冬の洞窟の中は凍えるほど寒いのかと思いきや、風が遮断されるのでかえって暖かさすら感じます。
弥生時代にこの洞穴で人間が生活していた形跡も残されていて、洞窟はかなり快適な居住空間だったことが想像されます。
用意された足場はしっかり整備はされているものの濡れているので、足元に気を付けながら探検を進めていきます。
大きなリュックや荷物は邪魔になるから身軽で行った方がいいですね。
なんだこれは!不思議な岩々
龍河洞で目の前に現れる岩はどうしたらこんな形になるのか想像もつかないものばかり。
【雲の掛橋】
【記念の滝】
【天降石、絞り幕】
【奥の千本】
【流礫棚】
圧巻。
洞窟といって思い出す一番身近な記憶はディズニーランドだったりするわけですが、あちらは全て誰かの手によって洞窟風にデザインされたもの。
フェイクでも楽しいのに龍河洞で1時間目にしていた岩の形は全て自然から造り出されたもの、リアル。
遙かなる時を経て、壺が岩と同化していたり。
同じように実験から現時点で78年経過した壺もありました。同化するのは何年後なんでしょうか。。
神秘とはまさにこのこと。
これまでの鍾乳洞のイメージは軽く覆されました。
高知市内からちょっと遠いですが、公共交通機関を使って行ける範囲です。
高知の観光に迷ったらぜひ「龍河洞」を訪れてみていただきたいです。
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
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