プロ野球は地上波で生中継が減った分、3、4年前はスカパー!やCATVのCS放送を有料で契約してTV観戦するのが常識でした。
さらに時代は進み、いまや家にテレビが無くてもスマホやタブレット端末で試合中継動画(配信)を観られるようになりました。
自分の生活スタイルや予算に合わせて使えるサービスを選ぶ時代。
動画配信は各球団の親会社の利害関係により球団別に対応状況が違っているので、サービスごとにまとめてみました。
12球団の主催試合の動画配信対応状況
スカパー! オンデマンド (プロ野球セット) |
スポナビライブ |
パリーグTV | |
---|---|---|---|
広島 | TV視聴のみ | × | × |
読売巨人 | TV視聴のみ | × | 交流戦のみ |
横浜DeNA | TV視聴のみ | ○ | 交流戦のみ(未定) |
阪神 | TV視聴のみ | ○ | 交流戦のみ(未定) |
ヤクルト | ◎ ※専用アプリもあり |
○ | 交流戦のみ(未定) |
中日 | ○ | △※一部不可 | 交流戦のみ(未定) |
北海道日本ハム | TV視聴のみ | ○ | ○ |
ソフトバンク | ○ | ○ | ○ |
千葉ロッテ | TV視聴のみ | ○ | ○ |
埼玉西武 | ◎ ※専用アプリもあり |
○ | ○ |
東北楽天 | ○ | ○ | ○ |
オリックス | ○ | ○ | ○ |
全ての試合を見たい人はスカパー!一択
スポーツ中継は大画面のテレビで観るのが一番の醍醐味。
スカパー!ではプロ野球の全試合を視聴できますが、ヤクルト、中日、ソフトバンク、埼玉西武、東北楽天、オリックスの主催試合についてはさらにオンデマンド配信にも対応しています。
せっかくスカパー!を契約していても出張や仕事でテレビのある自宅に帰ることができない時は、PCやスマホ・タブレットでSafariやChromeなどのブラウザから試合を観ることができます。
毎月かかる料金
基本料金 421円 + プロ野球セット 3,980円(税込)
ヤクルト、西武はワンツーネクストアプリでも試合動画視聴ができる
フジテレビ系のチャンネルで放映される東京ヤクルトと埼玉西武の主催試合についてはさらにフジテレビONE TWO NEXTアプリで観ることができます。
アプリで試合が配信されるようになったのは2016年シーズンからでしたが、東京ヤクルトスワローズの試合はブラウザで視聴していた頃と比較にならないくらい快適にライブ配信を視聴することができました。
2016年の北海道日本ハムのパリーグ優勝決定時は埼玉西武ライオンズ主催ゲームだったのでやはり配信があり、やむをえずLTE回線下で視聴していましたが
都内を走る電車に乗りながら観ていましたが、下手に遅いWi-Fiより快適だったと記憶しています。
ブラウザでヤクルトの試合を観つつアプリで西武、のような見方は制限がかかりますが、どちらかチャンスの時だけ試合の行方を見守りたい程度なら問題ありません。
ただし配信では1分程度のタイムラグは発生しますので、そのへんはあらかじめご承知おきください。
- 贔屓チームがバラバラの野球好きファミリー
- 映画や他のスポーツなどスカパー!で他に観たいコンテンツがある
- 試合や番組を録画して編集をしている
- CSの特番が観たいヤクルト、埼玉西武、ソフトバンク、東北楽天、オリックスのファン
上記にあてはまるなら最大限スカパー!メリットを受けられます。
スポナビライブはソフトバンクユーザーなら月額500円(税別)~
スポナビライブはプロ野球だけではなくテニス、大相撲など他のプロスポーツのコンテンツも配信予定です。
これだけ観られて月額1,480円(税別)でも妥当な気がしてきますが、ソフトバンクユーザーなら月額500円※(税別)~で見放題です。
※ソフトバンクユーザーで2017/3/15までの契約の方のみ。
以降ソフトバンクやY!mobile、Yahoo!プレミアムで新規契約する場合は月額980円(税別)になりますが、フルHD対応などサービスが拡充されます。詳しくは以下をご確認ください。
【参考】「スポナビライブ」をフルHD対応など機能拡充し、通常料金を月額1,480円に値下げ! | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ
現在ソフトバンクユーザーでスポナビライブの加入を迷っている方は、とりあえず500円で試して画質等確かめてみるといいと思います。
Fire TV Stick、Android TV、Google Cast、Apple TVを通じてテレビ画面で視聴もできます。
プロ野球を注目すると広島カープと読売巨人軍の主催試合は配信予定がありませんので、両チームのファンは注意。
- ソフトバンクユーザーである
- 自宅の光回線や格安SIMの月額定額回線契約がある
- 外出、出張先で試合を観ることが多い
- 広島と巨人以外のセリーグの試合も観たい
- 試合を録画編集してまで観る習慣はないが、TV画面でも見られたら嬉しい
上記の条件があてはまるユーザーはスポナビライブを契約する価値があります。個人的には、スカパー!が割高と感じる野球好き単身者向けと感じますね。
毎月かかる料金
- ソフトバンクユーザー※2017/3/15までの新規契約 500円(税別)
- 3/16以降新規契約のソフトバンクユーザー、Y!mobile、Yahoo!プレミアムの会員 980円(税別)
- それ以外 1,480円(税別)
スマホ・タブレット端末からの動画再生にかかる通信料は別途かかるので、それを十分考慮してご検討ください。
その他のプロ野球動画配信サービス
巨人、阪神は球団専用のVODサービスあり
巨人と阪神はそれぞれに専用のライブ配信サービスがあります。
■ 読売巨人軍
■ 阪神タイガース
各球団専用のVODサービスなので、独占配信のコンテンツやディープなネタなども多そう。
熱狂的な巨人、阪神ファンは検討の余地がありそうです。
横浜DeNAベイスターズはDAZNで配信あり。ドコモユーザーは980円(税別)~
横浜DeNAベイスターズは親会社がIT関連会社なので、それぞれにつながりのある動画配信サービスでも主催試合の配信予定があります。
正式発表があったところでは、2017シーズンもDAZNで放映があるようです。
通常月額1750円(税別)、ドコモユーザーなら月額950円(税別)です。
横浜DeNAは公式サイトで試合ごとにインターネット放送も案内がありますので最新情報は公式サイトで確認してください。
広島東洋カープはDAZNでインターネット配信ありも、広島県内と一部地域では配信なし
広島東洋カープの2017主催ゲームもDAZNで配信が決定しています。
しかし広島の地元放送局の放映権の関係からか、広島県と一部地域はインターネット配信対象から外れるとのこと。
【参考】DAZN
パリーグTVの存在意義が薄れる…
冒頭の一覧表に比較のために載せた、インターネットライブ配信の先駆者パリーグTVですが、スポナビライブの登場によって会員メリットがほとんどなくなってしまいました。
パリーグTVが向いているのは、ソフトバンクユーザー以外でパリーグの試合しか興味のない人です。
パリーグ各球団のファンクラブ会員なら月額950円(税別)で使用できますので、スポナビライブの月額1480円(税別)に比べて少しだけお安くなります。
ただしTV画面への投影などの方法は取れませんので、スマホ・タブレット視聴専用となります。
パリーグTVのインターネット配信は安定していますし、埼玉西武ライオンズがフジテレビTWOに移行するまでとてもお世話になっていたので、がんばっていただきたいんですね。
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
埼玉県で快適に暮らすための情報をまとめた「さいたまノート」も運営中。