メリル・ストリープが終始はっちゃけていた映画「マンマ・ミーア!」はとにかく明るく賑やかで観ているだけで楽しくなる大好きな映画のひとつ。
前作の公開は2008年でもう10年前なんですね。
その「マンマ・ミーア!」の続編が遂にスクリーンに帰ってきました。
好きが高じてNYに行ったときにもマンマ・ミーア!の舞台を観に行ったほど。
今回の続編は主人公(ソフィ)が妊娠。前作のお父さん候補が3人現れる騒動の発端になった、ソフィのお母さん(ドナ)がソフィを妊娠した頃のエピソードが映像化されます。
続編については予備知識を全く入れずに映画館に観に行きましたが、最後はホンワカいい気分で映画館を後にしてきました。
ギリシャの島とホテルがうっとりするぐらい素敵
舞台はギリシャのカロカイリ島。カロカイリ島は架空の名前ですが、映画のロケが行われた島はスコペロス島といってエーゲ海に実在する島です。
ドナとソフィが夢だったホテルを完成させてそのオープニングパーティーを開くところから物語がはじまります。
もう島のホテルが夢か幻かと思うくらい、エーゲ海の中にたたずむ素敵な場所でね。うっとり。
終始その世界観が画面を包んでいて、それをただずっと観ているだけでも癒やされます。
そこに若き日のドナがギリシャへ旅立ちます。
3人の男性と出会いながら、ABBAの名曲が挿し込まれて、俳優陣の歌やダンスの迫力とホロリとするエピソードに涙するというのが大雑把な展開です。
詳しくは公式HPをご覧あれ。
ここからネタバレ(やや辛口)
物語のはじめの方でドナが死んだばかりというのが明かされて、サムがこの女の子の写真を眺めているところから、過去にさかのぼります。
全く予備知識無しで見ると、まずこの若い女子はソフィたちとどんな関係なんだ?って思いながら見ることになります。
はじめ、この女子はドナの孫で葬式に来るためにイギリスの留学先からギリシャまで向かっているんだと本気で思ってましたから!
金髪パーマだし、ハリーと関係するところからようやく「あ、これ昔のドナのエピソードが実写化されてるんだ」ってことに気づきました。遅。
前作を見直したらハリーはヘビメタが好きというキャラだったのに、その面影が若かりしハリーにはほとんど感じられず、誰やねんこいつ感が抜けるのは次に出会う船持ちのビルが出てくるまで続きました。
それはさておき、若き日のドナを演じたリリー・ジェームスの健康的なバディが弾ける歌とダンスは女性が観ていてもホント気持ちよかった。
船の上とかけっこう難易度高い場所で歌いながら踊るシーンの身のこなしが抜群によくて、3人の男性を次々にメロメロにしていく女性的な魅力は十分伝わってきました。おばちゃんもメロメロっす。
映画の全体的な作り込みの部分を見ると、世界観は守られていたものの続編を観た後に前作を見直すと雑に描きすぎになっている部分も気になりました。
特にビルとロージー(ドナの親友のひとり)との関係とかね。
ふたりの関係性は前作も割としっかり描かれていた部分なんですが、ドナが関係する頃から出会っていて実はその時既にビルに一目惚れしていてドナに譲っていたエピソードについては後づけ感が強かったです。
前作一目惚れで今回また会ってやっぱりずっと好きでしたと確信するだけで十分でしたけどね。
夏の終わりに観るのにふさわしい映画
まぁ細かいことはさておき、観終わった最後は幸せな気持ちで満たされます。
家でもサウンドトラック聴きまくりで、前作を何度も見直したくなるくらいやっぱり「マンマ・ミーア!」大好きです。
ミュージカル映画はぜひ映画館で観ましょう!
→ チケットぴあで前売り券を買う
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
埼玉県で快適に暮らすための情報をまとめた「さいたまノート」も運営中。