NHK BSプレミアムで定期的に放送されているチョイ住み。
7月21日に放送されたのはキューバ編。
キューバは2014年頃から国交正常化に向けてアメリカとの関係が改善傾向。
最近では日本でも野球が盛んなキューバからプロ野球へ助っ人としてやってくることも増えてきました。
厳格な社会主義国家から徐々に開かれてきた感のあるキューバにチョイ住みしたのは、ドラマ・映画に活躍が目覚ましい俳優の野村周平くんとNHKの料理番組で和食を担当する土井善晴さん。
今回も「チョイ住み」による大人と若者の化学反応が楽しい回でした。
あー、もうこの番組大好き。
前回の感想は以下より。
いい意味でノリがいい野村周平くん
これまでのチョイ住みでは、海外旅行の経験も乏しい若者が自分の殻を打ち破っていく姿を見守るというのが定番化していました。
が、野村周平くんはキューバに着くなりもう開放感たっぷり。
現地の人が野球をしている輪の中に自然と入っていって楽しめちゃうノリの良い若者。
キューバは観光客が増えてきたとはいってもまだまだ発展途上で、撮影許可もままならないなど閉鎖的な空気も残る国。
これまでの観光客に人気の先進国とは全く違う厳しさがあるので、ベースとして明るくて物おじしない性格であることは必須だったなと。
とにかく几帳面な土井善晴さん
一方、30歳以上歳の差のある料理研究家の土井善晴さん。
TV番組の印象から受ける厳し目のイメージそのままに、性格を表すならまず几帳面。
そしてお酒も飲まない。
簡単にいうと性格が真逆で歳の差がある男2人が共同生活することでどんな変化が起こっていくのかに興味の焦点が絞られました。
僕のことどう思ってます?の問いへの答え
素直でそして人懐っこい野村周平くん。
共同生活を始めて早々土井さんに対して単刀直入に
「僕のことどう思ってます?」
って聞けちゃう。まさにド直球の質問。度肝を抜かれました。
お互い早くわかり合えたほうが絶対いいのはわかっていても、なかなかそんなこと普通は聞けません。
ましてや相手はテレビでは厳しくて怖そうな土井さんだよ?
でもその質問を受け止めた土井さんの返しがステキでした。
「自分にこういう息子がいたらいいなと思っている」
と周平くんを肯定した上で
あえて多くは語らず、
「一緒に生活する人のことを考えよう」
とだけ伝えていました。
その後の2人
どんどん直感で突き進んでいく周平くんに、みるみる感化されていった土井さん。
ダンスの輪に加わったり、ビーチを探すバスの中で日本語を学んでいたキューバ女性を日本料理をダシにナンパしたり。
いい意味で消耗していないキューバ人のいい人柄も手伝って、はじめに食材が全く手に入らず途方に暮れていた土井さんが急速にキューバが好きになっている感じが画面から伝わってきました。
一方の周平くん。
土井さんの背中をみて、きちんと生活をするということを理解するのが早かったですね。
花の茎を揃える手つきは不器用かもしれないけど、最後に綺麗に片付いた部屋こそが成長の証。
あとがき
チョイ住みを終えて2人とも「奇跡」が生まれた、という表現をしていました。
一見合わなそうな2人だけど、根底に流れているものは同じ。
敬意を持って相手と生活を共にした結果、「愛」が生まれたんですねぇ。ステキ。
日常生活では歳の差、性格がこうも違う相手と共同生活する機会なんてそうありません。
何か今回は特にいいもの見せてもらった!という感動が大きかったです。
今度はどの国で誰が誰と生活するのかな〜?
あー、もう1回初回のパリ編再放送してくれないかな。
番組関連情報
土井善晴さんの本
野村周平さんの本
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
埼玉県で快適に暮らすための情報をまとめた「さいたまノート」も運営中。