NHK BSプレミアムで12月30日に放送された「チョイ住み」というTV番組。
ニューヨーク編とその前に放送されたフィレンツェ編の録画を見ました。
「チョイ住み」では初めて会う歳の離れた2人が世界の大都市のアパートで1週間だけ共同生活をします。
30歳程も歳が離れた人同士の組み合わせ。
世代も性格もギャップありまくりの2人が、徐々にお互い折り合いながらどんどん変化していく様子が面白くてついイッキ見してしまいました。
Airbnbの番組か?
「チョイ住み」をぐっと身近なものにしたのがAirbnb (エアビーアンドビー)。
【参考】現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト – Airbnb (エアビーアンドビー)
NHKだからサイト名こそ出しませんが、冒頭はチョイ住みの部屋探しのシーンから。
フィレンツェではドゥオモが背後にそびえる中心地にある部屋でひとり1泊につき宿泊料1万円。
ニューヨークではマンハッタンの夜景が一望できる2バスルームのめちゃくちゃ広くて綺麗な部屋が同1万7000円。
【NY窓からの景色・イメージ画像】
Manhattan at night / Diego Cambiaso
どちらの都市のホテルにも泊ったことがありますが、同じ室料でホテルを探してもせいぜいBクラス程度でしょうね。。
しかも一旦借りてしまえばその期間だけは自分たちだけの部屋になる。
めーっちゃ羨ましかった!!憧れた!
スーパーやマーケットの日本にない食材が新鮮
フィレンツェもニューヨークも「大人」な方の同居人は料理研究家の方。
現地の市場やマーケットで調達した食材を使って繰り出される料理も眼福でした。日本ではなかなか見かけないような素材でもプロの手にかかれば極上の逸品に。
共同生活を経て触発される大人
特にフィレンツェ編では、若手俳優とベテラン料理研究者の共同生活がとても味わい深いものでした。
今回がほぼ海外旅行自体が初めてという渡部秀くん。
旅行会話本を片手に一生懸命イタリア語で現地の人とコミュニケーションをはかろうとします。
一方58歳ベテラン料理人の斉藤辰夫さん。修業時代に海外経験は豊富で英語でコミュニケーションはできます。それなのに現地では秀くんにばかり質問させてイタリア語で話すことを拒んでいました。
レストランでお酒も入り男同士腹を割って話す中で、ついに秀くんにはっきりとイタリア語で話そうとしないことをダメ出しされてしまう辰夫さん。
辰夫さんはひとりになった時ダイニングで涙を流して、秀くんの思いを必死に受け止めていました。
それからの辰夫さんは意欲的。ワイン通のイタリアのママンに、樽からワインを飲めるワイナリーを紹介してもらったり料理を作ってほしいとお願いするまでに。
若手でもベテランでもいくつになっても恥をかいてチャレンジする姿はこちらの胸を打つものがありました。
ホームステイよりさらにビジネスライクなAirbnb
外国で人の家に泊めさせていただく文化として思い出したのが、海外でのホームステイです。
現に私もカナダのバンクーバー近郊で1ヶ月、社会人になってから米シアトルで8日間、英ロンドンで6日間ホームステイの経験があります。
一番初めの海外体験がホームステイでした。受け入れてくださるファミリーに恵まれたおかげで、ベッドルームさえ与えてもらえれば「人のお宅で暮らすこと」にはあまり抵抗がありません。
たまにキッチンを使わせてもらってお好み焼きなど日本食をふるまったり、逆に奥さんのご自慢のミートソースパスタをごちそうになったり。地元のスーパーや野球観戦に行ったのもいい思い出だなぁ。
シアトルでは英語教師をされているアメリカ人宅にステイしました。
当時毎日ステイ先での英語の授業付きで渡航費・滞在費含めて8日間で20万ちょっとで行きました。(2004年当時のレート)
アメリカではその当時でも既に留学生受け入れのビジネスは確立されていたようです。
お世話になった先生は日中は子供の学校の送迎があるから会社勤めができないので、自宅に短期留学生を受け入れて英語教師をするのは理想的な稼ぎ方なのよ的なことを言ってたのを思い出します。
Airbnbがいまどきっぽいのは、マンションやアパートの不動産を完全にホテルの代わりとして借りて(買って)宿泊料で利益を出そうとしているところ。
日本もホテル不足が慢性的ですから民泊を活用しようって動きが出てますよね。
もう少しトラブル回避のための法整備がされたら、異文化交流もできる場とし宿(場所)を提供するってのも面白そうだな。
Airbnb、夢が広がりますね。
あとがき
これまで読んで興味をひかれた方はNHKオンデマンドでいまならNY編だけ観ることができます。
ロンドン編とパリ編、また再放送しないかなー。
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
埼玉県で快適に暮らすための情報をまとめた「さいたまノート」も運営中。