出典:映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』公式サイト 10月全国ロードショー
ついに大・大・大好きな映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の3作目「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」を観てきました。
わたしがいかにこの作品を愛でているかは後でこの記事見ていただければ。
スクリーンで再会したブリジットは、妊娠したのにその父親がどっちかわからないという相変わらずの天然っぷり。
1作目から15年、2作目から12年。。。
相変わらずのブリジットにところどころ笑いをこらえながらもエンディングでは万感の思いがあふれ、一筋の涙が頬をつたいました。
「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期あらすじ
本作で再びスクリーンに帰ってきたブリジットは43歳に。なぜか未だ独身。彼女が愛した2人の男はといえば、なんとダニエルは飛行機事故で亡くなり、マークは別の女性と結婚してしまっていた。しかし、いまやテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットに再びドラマチックな出会い(モテ期!)が訪れる。ハンサムでリッチ、性格もナイスなIT企業の社長、ジャック(パトリック・デンプシー)だ。いつもの天然っぷりから彼と急接近する一方で、マークとも再会を果たすブリジット。マークは妻と離婚の協議に入っているという。またしても2人の間で揺れることになるブリジット。40代女性としてさらにタイヘンな局面を迎え、一体どうなる!?
引用元:映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』公式サイト 10月全国ロードショー
12年の時を経て俳優陣は…
ここ6年は女優を休業し、整形の話題ばかりだったレニー・ゼルウィガー。
しわしわの顔画像ばかり検索でヒットしてきてあのかわいらしいブリジットに戻れるのか不安でしたが、なんとか43歳のブリジットに着地していました。
さすがに今回は体重増量までの役作りはありませんでしたが、ちょっとガニ股な歩き方とか甘ったるいブリティッシュイングリッシュは私たちのブリジット。
一方「英国王のスピーチ」でオスカー俳優になり前作から知名度を爆上げしたコリン・ファース。
ちょっと年取ったけど無表情であまり多くを語らず不器用なMr.ダーシーはやっぱりコリン以外には考えられません。
【ここからネタバレあり!注意】
二人の仲にチャチャを入れてきたブリジットの元上司ダニエル(ヒュー・グラント)は事故死しそのお葬式でブリジットがマークと再会してから物語は動き始めます。
性格もナイスなIT企業の社長ジャック(パトリック・デンプシー)と出会ったのは、同僚と訪れたグランピングと野外ライブのフェスティバル。
ブリジットが投げやりな気持ちでテントに帰り服を脱ぎ始めたらなんとそこには泥だらけのブリジットを助けてくれたジャックが!一夜の火遊びのつもりで「関係」してしまいます。
その後洗礼式でマークと再会して「関係」するまでの描写はさっさと進みます。
真実より大切なもの
原題は「Bridget Jones’s Baby」ですから、妊娠したブリジットの父親はどっち?!っていう興味で観てる人を惹きつけていきますが、観ているうちにその結論はもうどっちでもよくなってきます。
というのも、さすがイギリス国民が愛してやまないブリジット作品。今回もとても練り込まれた脚本でした。
ブリジットの友達にゲイがいて養子をとったり、フェミニストのデモ運動が原因で友達が病院に駆けつけるのが遅れたりなど、イギリスの社会背景を風刺した小ネタが散りばめられていて、脇役のパーソナリティーもしっかりと描かれています。
日本でいったら三谷幸喜作品を観ているような感覚で、細かく見れば見るほど味わい深い。
結局本当の父親はジャックなのかマークなのかわからないような形で物語は終わりますが、本当の父親は誰なのかが大切なことではありません。
たとえDNA鑑定で本当の父親ではなかったとしてもブリジットとその子供を惜しみなく愛することができる殿方がブリジットと結ばれます。
あとがき
残念ながらなんとなく映画を見に来たノリでこの作品を観てしまった人ほど
「なんでこんなドジなおばさんをいい歳した男が取り合うのか」
「いつのまにか恋敵だった二人の男が仲良くなってる」
程度の表面的なロマコメ要素しか汲み取れないでしょう。
本作は2001年公開の第1作目「ブリジット・ジョーンズの日記」を復習してからご覧になることをおすすめします。なぜなら同じ監督が撮っているから。
時間がない人は監督が違う2作目や原作は飛ばしても大丈夫です。現に私は3作目の原作は読んでません!
「ブリジット・ジョーンズの日記」にハマったことがある人はきっと楽しめると思います。
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
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