毎年お正月に行われる「箱根駅伝」で青山学院大学を初優勝に導いた原晋監督の著書「魔法をかける」を読みました。
原監督は中国電力の営業マンから青山学院の陸上部監督に転身して3〜5年で箱根駅伝出場、10年で優勝できるチームを作るとプレゼンして見事有言実行しました。
箱根駅伝の一ファンとして原監督のサクセスストーリーにはずっと興味がありました。先月4月に発売されたばかりの著書を早速読んでみると、単に原監督のサクセスストーリーに留まらず、サラリーマンや主婦、学生全ての立場で応用のできる金言が詰まっていました。
チームの目標達成に必要なこと
大目標を認識させ、その達成に必要な数字を示し、これをクリアするのに何をしなければならないか。すべてを紙に書いて、チームのメンバー全員の頭に刷り込む。
原監督はチームを作り上げる上で有効なこととして挙げていましたが、受験生やスポーツを頑張ってる人、ダイエットに励んでる人にもあてはまるのではないでしょうか。
具体的に達成したい目標を掲げてこまめに自分を鼓舞していかないと、やる気はなかなか持続しません。例えば6月の模試で英語を80点以上取るとか、7月までに体脂肪を5%減らすとか。短期間でそこそこ現実的な目標を立てて課題に取り組むことが大きな目標達成の一歩になります。
子供や部下の教育の方法
夜中にコンビニでマンガを読み耽っている部員に対して
とりあえず、その場では咎め立てせず、声をかけたりもせず、見て見ぬふりをした。 そして、翌朝、寝ぼけ眼で大あくびをしている選手に、ボソリと言ってやるのだ。
私は子供を育てたことはありませんが、子供の立場で親にガミガミと同じことを言われるとうるさい、うるさいとほぼスルーしています(笑)
何度も言い続ければ子供はわかってくれると思うのは親のエゴなんでしょうね。子供の行動には注意を払ったうえで、あらたまって私はちゃんとあなたの行動を見ていた、ここを直して欲しいと真摯に伝える方が効き目はあるようです。
営業の仕事に活かせるノウハウもたくさん
原監督はサラリーマンとしての成功体験を駅伝のチーム作りに活かしました。
営業として結果を出すために原晋さんは具体的に何をしたのか。営業マンのあなた!ここから先を知りたければ是非自己投資と思って著書を買って読みましょう。仕事にプライベートに刺激とヒントをもらえること請け合い。特に部下を持つ上司、子供を育てる親ならばどストライクな内容ではないかと思います。
原監督はテレビの印象そのまま、素直で人間味があふれるお方。読む前は自慢が鼻に付くこともあるのかなと思いましたが杞憂でした。
私は青学のライバル校出身ですが、青学のチームワークの良さに魅了されて来年はうっかり青学を応援してしまいそうです。
追記
「魔法をかける」は原監督が一番はじめの著書でしたが、その後に発売された著書では「逆転のメソッド」が面白そう。
Webサイト編集、フリーライター。遠征先でご当地グルメを堪能しているときが一番しあわせ。→[詳細プロフィール]
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